ライス獲得目前のアーセナル、トーマス売却も視野に…約55億円以上のオファーなら検討か

[写真:Getty Images]

アーセナルはオファー額次第でガーナ代表MFトーマス・パルティ(30)の売却を検討するようだ。イギリス『サン』が報じている。

ウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライスの獲得が目前となっているアーセナル。スイス代表MFグラニト・ジャカのレバークーゼン移籍も間近だが、チェルシーから獲得したドイツ代表MFカイ・ハヴァーツが中盤で起用される可能性もあり、比較的陣容に余裕がある。

その一方で、2020年夏にアーセナルへ加入して以来主力として活躍してきたトーマスにも退団の可能性が浮上。ユベントスやサウジアラビアのクラブからの関心が報じられている。

アーセナルはライスとの契約が完了した場合、トーマスへのオファーに耳を傾ける準備があるという。しかし、売却を積極的に考えているわけではなく、3000万ポンド(約55億1000万円)を超えるオファーのみを検討する模様。

また、トーマスの去就に関してはミケル・アルテタ監督が求めるライスのバックアッパーという立ち位置を受け入れるかどうかも重要だという。

トーマスのこれまでの振る舞いやアトレティコ・マドリー時代の経験を踏まえれば、不満分子になる可能性は低い。ただ、チーム内でもトップクラスの週給26万ポンド(約4770万円)を受け取る選手にベンチを温め続けさせる財政面の余裕はなく、やはり適切なオファー次第での売却は既定路線とみられる。

なお、イギリス『Caught Offside』によると、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、トーマスの去就次第でアーセナルがサウサンプトンのベルギー代表MFロメオ・ラヴィアの獲得に動くはずだと主張している。

サウジアラビアのクラブであれば、3000万ポンド超えのオファーは難なく掲示できるが、現状ではトーマスの意向次第という状況のようだ。

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