中部海域ホタテガイの出荷自主規制を解除 岩手県漁連

 岩手県漁連は4日、中部海域(山田町、大槌町のそれぞれ一部)のホタテガイの出荷自主規制を解除した。まひ性貝毒のため5月30日から県内全12海域で規制が続いたが、約1カ月ぶりに本県産の殻付きホタテが出荷できる。

 中部海域の規制は、船越湾で採捕したホタテガイが規制値(1グラム当たり4.0マウスユニット)を超え、5月2日から実施。6月20日から3週連続で下回ったため解除した。

 規制は2月の釜石湾海域を皮切りに12海域に広がった。県によると、全海域での自主規制は1989年7月以来。中部海域以外は解除の見通しが立っていない。

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