スポーツ産業活性化へDX推進 地域環境整備も、15兆円目標

 国内スポーツ産業の活性化を目指すスポーツ庁と経済産業省の「第2期スポーツ未来開拓会議」は5日、産業規模を示す「スポーツGDP(国内総生産)」を2025年までに15兆円に拡大する目標に向けた方策の中間報告を公表した。公立中学校部活動の「地域移行」を踏まえた環境整備やデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を盛り込んだ。

 地域では多様な年代が気軽に運動に親しむため、学校施設の企業への開放促進などを提起。DXによる新サービス展開、最新技術を利用した視聴価値向上でスポーツへの関心を喚起する必要性も指摘した。

 23年度内に「スポーツ産業ビジョン」(仮称)として取りまとめる予定。

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