LINE子会社、LINE Fukuoka(福岡市)は5日、博多の夜の名物である屋台の営業状況に加え、人工知能(AI)カメラで把握した混雑度合いをアプリで知らせる実証実験を報道陣に公開した。市民や観光客の利便性を高めるのが狙いで、同市と連携して効果を確認する。
福岡市中央区長浜の屋台街で5日夕、店主が道路脇の電源にカメラを接続、LINEの公式アカウント上の「営業時間外」の表示が午後6時になると「営業中」に変わった。
めんたいこ料理店「明太中毒」では、カメラが3分おきに屋台内を撮影してサーバーに送信。AIが画像を解析し、混雑状況を随時更新する。実証実験は来年3月末まで行う。