小学生が工場見学で「環境を守る大切さ」を学ぶ 日産自動車栃木工場

 小学生たちに、工場の水の浄化施設を見学してもらい、環境を守ることの大切さなどを学んでもらう見学会が4日、上三川町の日産自動車栃木工場で行われました。

 日産自動車栃木工場では、小学生などを対象にした工場見学を行ってきましたが、コロナ禍で中止になっていました。新型コロナの5類移行に伴い、今年(2023年)から工場見学を3年ぶりに再開する予定で、4日から地元の小学校の児童を招いて、環境について学ぶ「環境エコツアー」を実施しています。

 初日の4日は、明治小学校と明治南小学校の5年生、合わせて50人ほどが参加しました。

 児童たちは、工場の排水をきれいにして放流する施設を見学。1日に学校のプール24個分にあたる、約8千トンの排水を、コイやフナが住めるレベルに浄化して、放水していることなど説明を受けました。その後、きれいにした水を、工場の中に人工的に作った川に流して、ホタルを育てているビオトープを見学しました。

 また、工場のゲストハウスで授業を受け、地球温暖化の防止に向けて電気を大切に使うことなどを学びました。さらに手回し発電機で電気を作り、モデルカーを走らせる実験に挑戦し、思い思いに発電してモデルカーを走らせました。

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