【足利】メディアでの高い発信力を持つ市ゆかりの著名人と共に、市の魅力を広く国内外に発信しようと、市は「あしかが輝き大使」を改め「足利みらい応援大使」制度を創設し、1日付で計20人1団体に委嘱した。これまで輝き大使として活動していた歌手森高千里(もりたかちさと)さん(54)ら13人1団体のほか、新たに市出身の声優阿部敦(あべあつし)さん(42)ら7人が含まれている。
今後、市の取り組みや考えを共有し、大使の協力を得た特色ある事業の創出にもつなげたい考えだ。
市は2010年度、市のPRを目的に「あしかが観光大使」を創設。14年度から「あしかが輝き大使」と名称を変更し、委嘱の対象も広げた。
21年に市制100周年を迎え「次の100年を見据えたまちづくりを進めていく上で、これまで以上に市にゆかりのある方々の協力が必要」とし、新制度に切り替えた。
新たに選ばれたのは阿部さんのほか、市出身の歯科医師羅田泰和(きぬたやすかず)さん(57)、俳優川連廣明(かわつれひろあき)さん(46)、中国料理店オーナーシェフ川田智也(かわだともや)さん(40)、イタリア料理店代表原田慎次(はらだしんじ)さん(53)、日本料理店代表山本晴彦(やまもとはるひこ)さん(43)、市内在住のイラストレーター松澤聡(まつざわさとし)さん。いずれも各分野での活躍が注目されている。
人選は市や足利商工会議所でつくる選考委員会が行った。任期は2年だが、再任は妨げない。大使には市の魅力や観光などの情報発信、市主催のイベントなどへの積極的な参加が期待されている。
早川尚秀(はやかわなおひで)市長は「国内外に足利を積極的にPRする上で、大使の皆さまの力をお借りし、さまざまなプロモーションを行っていきたい」と話した。