静清バイパス工事現場で約60メートル140トンの橋げた落下 巻き込まれた作業員8人のうち2人死亡 静岡市清水区 6日

静岡市清水区の「静清バイパス」の工事現場で約60メートルの橋げたが落下し、作業員8人が巻き込まれ2人の死亡が確認されました。現場から中継です。

(徳増ないる アナウンサー)

静岡市清水区尾羽の事故現場から約100メートル東に行った場所に私は来ています。橋げたが崩落した現場を見てみますと、その橋げたの一部がぶら下がるような状態でまだ残っているのが見てとれます。また、落下した橋げたが道を大きくふさいでいます。

警察と消防によりますと午前3時ごろ、静岡市清水区の国道1号「静清バイパス」の工事現場で橋げたが落下し、「作業員がケガをしている」と消防に通報がありました。この事故で、男性作業員8人が巻き込まれこのうち53歳と51歳の男性 2人の死亡が確認されました。また2人が重傷です。

(事故現場の近くに住む人)

「雷が落ちたのかなと思ったけどそうじゃなかった」「(その後に)救急車の音が聞こえた」

当時、現場には作業員 約20人がいて、落下した橋げたの長さは約60メートル、重さは140トンだということです。静清バイパスでは立体化のために 橋げたをかける工事が2022年から行われていて、事故当時も周囲を通行止めにして工事が進められていました。警察は業務上過失致死傷の疑いで安全管理などに問題がなかったか調べています。

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