“救命の連鎖”で園児の命守る 救急隊員らが保育士らに講習会

愛媛県新居浜市の保育園でリンゴを食べた乳児が意識不明に陥るなど、小さな子どもがのどを詰まらせる事故が相次いでいることを受け、6日、松山西消防署が講習会を開き参加した保育士などが対処法を学びました。

(松山西消防署 河野公成消防司令補)
「救命講習会の目的は救命の連鎖をつなげていくこと 私たち救急隊が来るまで何もしなかったら助かる命も助かりません」

講習会には、松山市内の保育士などあわせて12人が参加し中では救急隊員らが、1歳未満の乳児が食べ物などをのどに詰まらせた際は、まず、背中を叩く「背部叩打法」を実施するよう指導しました。

(消防隊員)
「これで出なかった場合、すぐに仰向けにして、胸の真ん中を押していきます」

そして、反応が無くなった場合の心肺蘇生法の指導も受けた後、保育士たちは人形を相手に実践し、対処法を学んでいました。

(中島こども園正鋳倫子園長)
「実は(離島の)中島の職員でやっぱりドクターヘリとか救急艇の搬送になると待つまでに何とか処置ができればと思って(参加した)」

松山西消防署では今後も講習会を開き、悲惨な事故を1件でも無くしたい考えです。

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