掛川・菊川などの突風被害 “ダウンバースト”発生か 積乱雲から冷たい空気が激しく吹きおろす現象…47件の建物被害を確認(静岡県)

静岡・掛川市や菊川市などで発生した突風について、気象台は、積乱雲からの激しい空気のふきおろしである「ダウンバースト」などの現象が起きたのではないかと判断しています。

4日 午後5時ごろ発生した突風被害は、掛川市と菊川市で建物の被害が47件確認されています。5日、気象庁機動調査班が行った現地調査の結果、掛川市や菊川市などの突風については、当時、発達した積乱雲が付近を通過したこと、また、渦の目撃など竜巻を示す情報が確認されなかったことから、今回の突風は、積乱雲から冷たい空気が激しく吹きおろす「ダウンバースト」か、「ダウンバースト」より空気の流れが広範囲におよぶ「ガストフロント」という現象ではないかと判断しています。

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