アーセナルのブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスは、19年ぶりのプレミアリーグ制覇を逃した要因が主力センターバックの離脱にあったと考えているようだ。イギリス『Sport Bible』が伝えている。
アーセナルは2022-23シーズンのプレミアリーグでシーズンの大半を通してリーグテーブルの最上位を維持。しかし、シーズン後半戦に無類の強さを誇るマンチェスター・シティが圧巻のペースで勝ち点3を積んだのに対し、若手中心のスカッドはタイトルへの重圧もあってか、取りこぼしが増え始めると、最終的に王者にまくられる形で悲願達成を阻まれた。
そういった中、アーセナルにとって痛恨だったのは、開幕からフル稼働で攻守に安定したパフォーマンスを継続していたフランス代表DFウィリアム・サリバの戦線離脱。同選手は3月に行われたヨーロッパリーグのスポルティングCP戦で背中を痛め、残り試合をすべて欠場していた。
アルテタ監督や多くの識者、ファンの間でもサリバの離脱がひとつのターニングポイントとなったことでほぼ一致しているが、ジェズスもその意見に賛同。
元ブラジル代表FWのデニウソン氏がホストを務めるYouTubeチャンネル『デニウソン・ショー』に出演したガナーズの主砲は、そのことを認めている。
「彼(サリバ)がプレーするときは失点が少ないが、彼がプレーしないときは数が増える」
「僕がケガをしたとき、エディ(・エンケティア)はとてもうまく代役を務めてくれた。それから、クラブはレオ(・トロサール)と契約した。それによって僕らはペースを維持した。だけど、サリバが負傷したときは複雑だったよ」
「他のディフェンダーももちろん優れているけど、僕らはそれまで明確なプレーをしていた。スタッツを見てみると、僕らの失点は彼がプレーしていたときの方が明らかに少ない」