なぜ人は犬を『可愛い』と感じるのか?4つの理由を徹底解説

人が犬を「可愛い」と感じる理由

犬のことを「可愛い♡」と人が感じてしまう理由はどのようなことなのでしょうか。

1.お互いの気持ちを通わせることができるから

人が犬を「可愛い」と感じる理由は、お互いの気持ちを通わせることができるからです。

犬は言葉を話すことができません。飼い主の言っていることの意味を理解するまでには時間がかかります。犬は言葉の代わりに吠えたり鳴いたりしますが、その意味を人が理解するまでには時間がかかります。

時間はかかりますが、いつか必ず理解できる時がきます。その時、気持ちを通わせることができたと実感し、そのことに幸せを感じることができます。また、その幸せを感じているのは人だけではありません。犬も同じです。飼い主の言葉の意味を理解できた時、自分の気持ちが飼い主に通じた時、犬はとても幸せな気持ちになるのです。

犬を飼い始めた時、なかなか気持ちを通じ合わせることができないことがあります。少しずつ、毎日ほんのちょっとずつ、お互いの気持ちを理解し合える度に、人は犬を可愛い♡と感じるのではないでしょうか。

2.自分だけを頼ってくれるから

愛犬の態度から「この子は自分だけを頼ってくれている」と感じた時、人は犬を可愛いと感じるようです。

普段の愛犬と自分との関係性を思い出してみてください。

爪切りをする時、自分には爪を切らせてくれるけど、他の家族のことは威嚇して爪切りを拒否する。動物病院の待合室にいる時、他の家族には抱っこされたがらず、どうしても自分に抱っこされたがる。ママとはお散歩に行くのにパパとは歩くの拒否!ママにはお散歩をおねだりするけれど、パパの場合はハーネスをつけるだけでも一苦労。

このような出来事が起きる度に(ああ…自分だけを頼ってくれているんだな)と、つい優越感を得てしまうものでもありますよね。

人が犬を「可愛い」と感じるだけではなく、「やっぱりうちの子が一番可愛い♡」と感じる理由なのではないでしょうか。

3.自分のライフスタイルに合わせてくれるから

人が犬を「可愛い」と感じる理由は、自分のライフスタイルに合わせてくれるからなのではないでしょうか。

人と人である場合、ライフスタイルの違いによって別れが訪れてしまうことがありますよね。相手に合わせて生活することに強いストレスを抱える人もいらっしゃるのではないでしょうか。

犬と人の場合ではどうでしょうか。基本的には、犬が飼い主のライフスタイルに合わせてくれていますよね?

犬と暮らしていなければ朝のお散歩に出かけることはありません。一見、飼い主が犬に合わせているようですが、散歩の時間は飼い主が決めていると思います。飼い主の帰宅が遅くなれば、夕方のお散歩の時間も遅れますし、空腹で夜ごはんを待っていることもあるでしょう。

自分のライフスタイルにスッと入り込み、馴染んでくれた時、人は犬を「可愛い」と感じるのではないでしょうか。

4.どんな状況でも愛してくれるから

人が犬を「可愛い」と感じる理由は、どんな状況でも愛してくれるからです。

ちょっと悲しい例え方をしますが、犬がどれほど人を愛しているのか、一緒に考えてみてください。私はこれまで幾度もひどい飼い主を見てきました。

  • お散歩中、手足に不自由のある老犬を引きずり回す
  • ホウキで犬を叩く
  • 足で犬を蹴る
  • うるさい!と犬に石を投げつける
  • お金がないからと2週間犬にごはんを与えていない

犬はこのような状況にあっても飼い主のことを愛し続ける動物です。どんなにひどい飼い主のそばも決して離れようとしません。

あまりにもひどかった時、犬を保護しようとしたことがありました。飼い主も「どうぞどうぞ連れて行ってください」と言ってくださったのですが、犬は絶対に「ついて行かないぞ!」と拒否しました。

どんな状況でも愛してくれる犬を、人は「可愛い」と感じます。

愛犬と接する時、愛犬を叱る時、愛犬にイライラした感情をぶつけてしまいそうな時、愛犬があなたのことをどれほど愛してくれているのかを思い出してみてください。

まとめ

今回は、人が犬を「可愛い」と感じる理由を4つ解説しました。

  • お互いの気持ちを通わせることができるから
  • 自分だけを頼ってくれるから
  • 自分のライフスタイルに合わせてくれるから
  • どんな状況でも愛してくれるから

人は犬と接する時、オキシトシンというホルモンの分泌が促進されるのだそうです。犬と接することで緊張やストレスが緩和されることも分かっています。

犬と暮らしている人にも、犬と暮らしていない人にも、知らぬ間に幸せを与えてくれている存在なのかもしれません。

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