河井夫妻大規模買収 証人尋問 河井元大臣「手持ちのお金渡した」

河井夫妻の大規模買収事件の裁判で証人として出廷した河井克行元法務大臣は、広島市議ら2人に「手持ちのお金を渡した」と証言しました。

6日、河井元大臣は先月27日に続き証人尋問に出廷しました。河井元大臣から4年前の参議院選挙で、妻の案里元議員を当選させるための報酬として現金50万円を受け取った罪に問われている広島市議会議員の三宅正明被告(50)と元広島市議会議員の伊藤昭善被告(72)の裁判です。

河井元大臣は検察側の質問で2人に渡した現金について「私の手持ちにあったお金」と述べる一方で、弁護側が「歳費などで貯めていたお金か」と問うと、「あったお金」と答えるにとどまりました。

また、現金を渡した趣旨については「案里のことは全くなかったわけではないが、小さなものだった」と証言しました。

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