なぜ犬は飼い主に話しかけてくるの?喋ってくる4つの心理とよく見せる仕草を紹介

犬は話しかけてくることがある!?

犬を飼ったことがない方には「犬が喋ってくるってどういうこと?」と思われてしまうかもしれませんが、犬は「ワン!」と吠えたり「クンクン」と鳴くだけでなく、飼い主に話しかけてくるくることがあるのです!

「喋ってくる」といっても、もちろん人間の言葉を話すわけではありません。

犬はまれに「ワウワウワウ」や「グゥゥ」といった声を、飼い主の顔を見ながら出すことがあります。どうやらこの時、犬は飼い主に話しかけているようなのです。犬を飼ったことがある方なら「あるある!」「絶対あれは喋ってる」と理解していただけるかと思います。

では、なぜ犬は飼い主に話しかけてくるのでしょうか。

犬が飼い主に喋ってくる4つの心理

ここからは、犬が飼い主に喋ってくる時の心理と、その際によく見せる仕草について解説します。

1.かまってほしい

犬は飼い主にかまって欲しい時や寂しい時に「こっちを見てよ!」「かまってよ!」と話しかけることがあります。

本来なら犬は吠えて飼い主に「かまって」と伝えたいところですが、しつけをされている犬は吠えても飼い主が振り向いてくれないことを理解しているのでしょう。

「吠えてはいけない」「でもかまって欲しい」というジレンマによって、犬は控えめに喋ることで飼い主に気持ちを伝えようとしていると考えられます。

2.飼い主に頼み事がある

犬は飼い主に頼み事がある時にも喋ることがあります。

例えば、「取れない場所に入ってしまったオモチャを取って欲しい」や「お水がなくなったから入れて」と飼い主にお願いする時などに犬はよく喋るようです。

この時によく見せるのが、飼い主の体をトントンと前足で叩く仕草です。トントンしながら話しかけてくるなんて、まるで人間のようですよね。

3.飼い主を喜ばせたい

犬に話しかけられると多くの飼い主は笑ったり、「喋ってるー!」と喜んだりするのではないでしょうか?

犬は自分が喋ったことで飼い主が喜んでくれた経験をすると、その後もよく喋るようになります。

飼い主の元気がない時などは、話しかけて喜ばせようとする犬もいるかもしれません。

4.文句がある

犬は飼い主に文句がある時にも喋ることがあります。この時の犬は怒ったような顔をして「ウワウ!ウワウ!」と強く激しく鳴いているはずです。なかには歯を見せて威嚇のような仕草をする犬もいるでしょう。

犬の文句の内容は、「お散歩だと思ったのに、実は行き先が動物病院だった」「飼い主の帰りが遅かった」など、飼い主にひどいことをされたと犬が思っていることが原因であることがほとんどです。

愛犬に文句を言われたら、謝ってお詫びのおやつをあげると大抵の場合はすぐに許してもらえるはずですよ。

まとめ

犬はコミュニケーション能力に優れているので、人間のようには話せなくても飼い主に対してさまざまな方法で気持ちを伝えようとします。

日頃から犬の様子を観察し愛情を持って接していれば、なんとなく愛犬が何を喋っているのかわかるようになってくるはずです。もちろん、「うちの子さっきからなにを喋ってるの?」と、犬の気持ちが全く分からないこともありますが…。

毎回愛犬の「かまって」という要求に応えているとワガママになる恐れもありますので、「数回に1回は愛犬に話しかけられても反応しない」などの対策を取りましょう。ただし、「水が空になっているから入れて欲しい」などは応える必要があります。

愛犬が話しかけてくるときに何を求めているかを適宜正しく判断し、柔軟に対応するようにしてくださいね。

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