レアル・マドリードは7月6日、フェネルバフチェからトルコ代表MFアルダ・ギュレルを獲得したことをクラブ公式サイトなどで発表した。
契約年数は2029年6月30日までの6年間。移籍金の額は明らかにされていないが、スペイン『アス』紙電子版によると、フェネルバフチェが設定していた契約解除金は1750万ユーロ(約27億4320万円)だったものの、レアル・マドリードはそれを上回る2000万ユーロ(約31億3510万円)プラス出来高800万ユーロ(約12億5410万円)を提示し、落札したという。
ギュレルは現在18歳で、2021年8月にフェネルバルチェのトップチームでデビューを飾った。2022-23シーズンは公式戦通算で35試合6ゴールの成績を残し、国内カップ戦決勝では先制ゴールを奪ってフェネルバルチェの優勝に貢献してマン・オブ・ザ・マッチにも選ばれた。
また、2022年11月にはトルコ代表デビューを飾り、2023年6月19日のウェールズ戦ではトルコ代表史上最年少となる18歳114日でゴールを決めている。
“トルコのメッシ”の異名を持つギュレルに対してはバルセロナが興味を示し、獲得を目指していたが、この話を聞いたレアル・マドリードが急転直下でオファーを送り、ギュレル自身がレアル・マドリードへの移籍を選んだとされている。
また、『アス』紙電子版によると、ギュレルは今後、レアル・マドリードのアメリカツアーに参加し、そこでのパフォーマンスを見てチームに加わるか、1年間のレンタル移籍で他のクラブに行くかが判断されるという。
ギュレルはトップ下やインサイドハーフを主戦場とするが、カルロ・アンチェロッティ監督は3トップの一角としても彼をテストし、適性を見極めるようだ。
なお、レアル・マドリードは現地時間7月7日12時からギュレルの新加入プレゼンテーションを実施することを明らかにしている。