「感謝してもしきれない」過去にはサポーターと衝突も…みんなに愛されたジャカの退団にアルテタ監督「全員に愛されていた」

[写真:Getty Images]

アーセナルのミケル・アルテタ監督が、レバークーゼンへと完全移籍したスイス代表MFグラニト・ジャカについて語った。クラブ公式サイトが伝えた。

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2016年7月、ボルシアMGからアーセナルへと完全移籍で加入したジャカ。熱い闘志を全面に出すプレースタイルは、相手との衝突やラフプレーにも繋がり、多くの退場を経験するなどした。

一方で、強烈な左足のキックから生まれる豪快なゴール、さらにキャプテンシーも高く、キャプテンを任された時期も。しかし、ピッチ内でのパフォーマンスが上がらないことからサポーターと衝突。交代時にキャプテンマークを投げ捨てたことで、大きな反感を買い、そのままキャプテンを剥奪される事件も起きていた。

ただ、アルテタ監督の下で改心。パフォーマンスも向上すると、熱量をそのままにプレー面が改善。2022-23シーズンはプレミアリーグで37試合に出場し7ゴールを記録するなど、インサイドハーフのポジションでゴールにも多く絡み、優勝を争ったチームの貴重な戦力に。サポーターとの関係も完全修復され、今や最も愛されているとも言える選手となったが、残念な別れが決定した。

アルテタ監督もジャカの退団を受けコメント。若手が多いチームを引っ張ってくれたことに感謝し、将来の更なる成功を願った。

「ファンタスティックな選手であり、我々全員に愛されていた選手に別れを告げることとなった。彼と共に歩んできた旅は素晴らしいものだったし、このクラブに全てを捧げてくれた」

「グラニトがピッチ上のチームメイトやクラブの同僚たちに与えた影響は、彼の人気の高さを物語っている」

「我々はグラニトが長年にわたってこのクラブに尽くし、貢献してくれたことに感謝してもしきれない」

「我々はグラニトと彼の家族の次のステップでの成功を祈っている」

アーセナルでは公式戦297試合で23ゴール29アシスト。ジャカの闘志を受け継いだ選手たちに期待がかかる。

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