長生(ながいき)メロン出荷最終盤 えりすぐり8万玉 直売所では行列、縁起物にも 千葉・一宮町と白子町

出荷の最終盤を迎えた長生メロンの販売コーナー=6日、茂原市六ツ野の農産物直売所「ながいき市場」

 千葉県一宮町と白子町の名産「長生(ながいき)マスクメロン」が出荷の最終盤を迎えた。今年は天候に恵まれ大きさも糖度も順調に生育したといい、茂原市内の農産物直売所「ながいき市場」などで販売している。

 長生マスクメロンはJA長生のブランド農産品で、一宮町で20人、白子町で2人が生産している。一宮町の選果場で糖度を計測してえりすぐり、お中元シーズンに合わせ今年は6月18日~7月12日に8万玉を出荷する。

 特設ブースがある同直売所では、平日も開店前に行列ができるという人気ぶり。その名称から、祖父母や赤ちゃんが生まれた家への“縁起物”として贈る人も多いという。

 同店の井上雄太店長(40)は「販売はラストスパート。メロンは潤沢にあるので、贈り物にも家庭用にもどうぞ」。出荷時期の最後の週末に向け、特産品をアピールした。

 値段は2玉入り税込み3500~5千円(化粧箱付き)。同店の営業時間は午前9時~午後7時。

大きく育った長生メロン=6日、茂原市六ツ野の農産物直売所「ながいき市場」

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