レヴァークーゼンは7月7日、スイス代表MFグラニト・ジャカを獲得したことをクラブ公式サイトなどで発表した。2028年6月30日までの5年契約となる。移籍金の額は明らかにされていないが、ドイツ『スカイ』電子版によると、移籍金は出来高に応じたボーナスも含めて2500万ユーロ(約39億1890万円)程度だという。
前所属のアーセナルでは7シーズンを過ごし、公式戦通算297試合23ゴールを記録。2度のFAカップ制覇に貢献した。アーセナルとの契約は2024年6月30日まで残っていたが、以前から昨シーズン限りでの退団およびレヴァークーゼンへの移籍が取り沙汰されており、ようやく正式発表の運びとなった。
レヴァークーゼンのシモン・ロルフェスSDはジャカの獲得について次のように語り、その資質を絶賛した。
「グラニトが加入してくれたことにより、我々は絶対的な実力を持つトップレベルのプレーヤーを手に入れた。彼のクオリティーの高さは誰もが知るところだ。そして、優れたメンタルの持ち主であり、人格者でもある。彼ほど説得力を持ってチームを導くことができる選手はそれほど多くないだろう」
2012年から2016年までボルシアMGに所属していたジャカにとっては、それ以来のブンデスリーガ復帰となる。久々のブンデスリーガ挑戦に向けて、ジャカはこう語っている。
「僕はこのリーグのことを隅から隅まで知っている。ロンドンにいた時も、いつも試合を観戦していた」
そして新天地での戦いについて次のように意欲を見せた。
「レヴァークーゼンは素晴らしい歴史と野心的な目標を持つクラブだ。そして、素晴らしい将来性を備えている。クラブとの交渉は僕にとって非常に刺激的なものだった。野心的で多くのものを達成したいと望んでいるこのクラブで今後数年間を過ごせることを、僕は本当に楽しみにしている」