距離測定器で失格 帯同キャディが全米女子OPで使用

距離計の使用で失格となったナッタクリッタ・ウォンタウィラップ(写真は4月ロッテ選手権)(撮影/村上航)

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 初日(6日)◇ペブルビーチGL (カリフォルニア州)◇6509yd(パー72)

ナッタクリッタ・ウォンタウィラップ(タイ)が第1ラウンドをプレー中、帯同キャディが大会で使用が禁止されている距離測定器を複数回使って、失格となった。規則では1回目の違反は2罰打だが、2回目で失格となる。

ウォンタウィラップは飛ばし屋の20歳で、今年2月の米女子ツアー「ホンダLPGAタイランド」で2位に入るなど、現在の世界ランキング90位。この日は勝みなみと同組でプレーしていた。

距離測定器は、R&AとUSGAが以前からローカルルールでの使用を認め、2019年のルール改正で「ローカルルールによる使用禁止が採用できる」としてジェネラルルールで使用可能になっている。

米女子ツアーでは全米女子プロゴルフ協会(LPGA)の大会では使用できるが、全米女子オープンはUSGA主催で“適用外”だった。日本女子ツアーでは2022年から使用が認められている(高低差の測定は禁止)。

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