日ベトナムの恋物語が歴史漫画に オペラから東村アキコさん

歴史漫画「アニオー姫」電子版前編の表紙((C)Higashimura Akiko,neostory.)

 【ハノイ共同】「東京タラレバ娘」や「偽装不倫」といった作品で知られる人気漫画家東村アキコさんが、約400年前の史実に基づき「広南(現ベトナム中部)」の王女と長崎商人の恋愛劇を描いた歴史漫画「アニオー姫~海を越えたプリンセス~」電子版が7日、日越外交関係樹立50周年を記念する特設サイトで公開された。

 原案は、記念事業の一環として9月にハノイで初演される両国共同の新作オペラ「アニオー姫」だ。

 17世紀、広南のゴック・ホア姫が朱印船貿易商の荒木宗太郎と出会い、結婚して長崎で暮らす物語。夫を呼ぶ際に使う「アイン・オーイ」というベトナム語がなまって「アニオーさん」と日本で慕われるようになる。

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