「1年か2年でブラジルに…」ラモス瑠偉氏が来日時のエピソード明かす、槙野智章氏の憧れは「森保一さん」…Jリーグ30周年記念イベントでトークショー

[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

Jリーグは6日、「Jリーグ30周年記念イベント~おかわり with TikTok~」を都内で実施。Jリーグ公認ショートムービー企画「TikTok Cup 2023」 1st Stageの結果を発表した。

今回のイベントには、元日本代表でJリーグ開幕戦にも出場したラモス瑠偉氏や元日本代表DFの槙野智章氏、Jリーグウォッチャーとして知られる芸人の平畠啓史さん、TikTokクリエイターのウンパルンパさんが登場した。

このイベントではTikTokのエフェクトが新たに発表され、ゲストで出席したラモス氏がJリーグ開幕当初に話題を呼んでいたテレビCM「Jリーグカレー」に出演。そのCMにちなんだエフェクト「ラモス瑠偉なりきりエフェクト」が発表。実際に槙野氏が自身でこのエフェクトを使用したところ、一瞬でラモス氏になってしまうというものが。ラモス氏は当時のCM撮影の裏側を明かし、「16時間も撮影したのに」と、一瞬で変身できた技術の進化に驚いていた。

30年前のJリーグ開幕を知るラモス氏。「早いですよね。まさか、私が30年目も生きてると思わなかった」と冗談混じりにコメント。30周年のイベントに参加したことについては「最高ですね。色々な映像が頭の中で流れました。30年前の映像が浮かんでくるんです」と、当時の経験が映像として流れてくると明かした。

また「今でもワクワクします」と振り返ったラモス氏。「まさかプロになれると思わなかった」とJリーグができてプロ化できるとは思わなかったとし、「来た時のお客さんは120人ぐらいでほとんどが身内」と明かし、「家族を助けるためにきました。日本でちょっとトライしようと。お金目当てできました」と、稼ぎに来たと明かし「盗んでないよ(笑)」と笑いも忘れず。「家族が助かると聞いて、1年か2年違う文化に触れ合って、ブラジルに戻ろうと思っていた」と、長く日本にいるつもりは最初はなかったと明かした。

Jリーグ開幕ゲームの印象についても「ロッカールームに入ってほとんど外に出ないんです」とコメント。「試合が始まる時に出たら、歓声の音で鳥肌が止まらなかったです」と語り、Jリーグ開幕の感動はいまだに忘れないとした。

槙野氏は子供の頃にJリーグが開幕。すでに広島でサッカー少年だった中、憧れの選手は「森保一さんです」とコメント。「一緒にサッカーをしたことがあって、僕の小学校にサッカークリニックでチェルニーと風間さんとかが来たんです。その時に森保さんに頭ポンポンとされて、『サッカー頑張りな』と言われたことを今でも覚えています」と、当時のエピソードを回想した。

また、現役時代にエスコートキッズと絡んでいた理由についても明かし、「小学生の頃にエスコートキッズをやったことがあって、当時手を繋いだ選手が話しかけてくれなかったんです。集中し切っていて、子供たちに何かする余裕がなかった」とコメント。「だから、僕は選手になった時に、子供の頃の思い出があるので、声をかけようと思ってやってました」と、幼少期の思い出が大事になると考えての行動だったと明かした。

ウンパルンパさんは地元が名古屋なのでグランパスのファンだとコメント。子供の頃からスタジアムで試合をよく観ていたと語った中、今年はJリーグの試合で豊田スタジアムでキックインセレモニーを務めることに。「流石に興奮しました。めちゃくちゃ嬉しかった」と、憧れのチームと仕事ができるまでになれたことを喜んでいた。

槙野氏とウンパルンパさんは「TikTok Cup 2023」 で対決。槙野氏率いる「J.LEAGUE United」とウンパルンパさん率いる「FC TikTok」が対決。スキル部門は元Jリーガーの田中パウロ淳一が投稿した「誰にも負けないボールキープのテクニック」が1位に。グルメ部門ではアルビレックス新潟のMF小見洋太が「新潟県佐渡島で獲れた鯛をさばく」というものが1位に。推し部門ではV・ファーレン長崎のGK波多野豪を中心とした選手たちがリズミカルにステップを踏む「サッカー選手のグラスステップ」動画が1位となり、2-1で「J.LEAGUE United」が勝利を収めていた。

© 株式会社シーソーゲーム