硫黄島の砂、戦死遺族へ 宮崎県護国神社で引き渡し

宮崎県遺族連合会の関谷忠会長(左)から硫黄島の砂を受け取る遺族=8日午前、宮崎市の県護国神社

 太平洋戦争末期の激戦地、硫黄島(東京都小笠原村)で採取された砂が8日、現地で戦死した兵士の13遺族の元に、宮崎市の県護国神社で引き渡された。「やっと手に入った”遺品”」「これで父も浮かばれる」―。砂を受け取った遺族は、それぞれの感慨を胸に、英霊へ思いをはせた。

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