「鶴は千年 亀は万年―」 三浦・城ケ島で5年に1度の例大祭 江戸時代から続く「お舟唄」奉納

例大祭でお舟唄を奉納する村田会長(中央)ら保存会のメンバー=三浦市・城ケ島海南神社

 三浦半島最南端の城ケ島(神奈川県三浦市)で8、9の両日、5年に1度の例大祭が行われている。初日は神事の前に180年以上の歴史を持つ「お舟唄(ふなうた)」が奉納され、機運を盛り上げた。

 「さてもめでたや 鶴は千年 亀は万年 ヤイ」…。午前9時半ごろ、城ケ島御舟唄保存会3人の歌声が高台の城ケ島海南神社に響いた。舟唄は水夫が櫂(かい)をこぎながら歌ったとされる。

 9日は正午から午後12時まで、みこしの担ぎ上げをして島内を回る。

© 株式会社神奈川新聞社