今年創業350周年を迎えた栃木県内最古の蔵元、佐野市田島町の第一酒造で、日本酒を楽しむ夏の恒例行事「ひやガーデン」が開かれている。
新型コロナウイルス対策のため昨年まで設けていた人数制限を緩和し、テーブル上のパーティションも撤去。4年ぶりに従前通りの開催となった。
8日はあいにくの雨に見舞われたが、市内外から約70人が来場。倉庫内に設けられた会場には8種類の日本酒が用意され、特製弁当のほか地元産の夏野菜や名水豆腐をつまみに酒宴を楽しむ人々でにぎわった。
家族4人で訪れた壬生町落合1丁目、公務員落合真実(おちあいまみ)さん(37)は「日本酒の良い香りが漂っている風情のある空間。お酒だけじゃなくて、食事も充実していて家族全員満足した」と声を弾ませた。
29日までの毎週金、土曜に開催。