【宇都宮】田川を活用してJR宇都宮駅西口の活性化を目指すキックオフイベント「みんなで語ろう! 田川の夕べ『水辺で乾杯2023』」が7日、宮の橋上流の田川の河川敷などで開かれた。地元企業の従業員や宇都宮共和大の学生ら約100人が参加し、午後7時7分7秒に乾杯して中心市街地の活性化に向け機運を高めた。
イベントは「MIZBERING(ミズベリング)うつのみや 宮の橋・田川活性化プロジェクト実行委員会」が初めて企画した。県や市なども協力する。
ミズベリングは国土交通省が打ち出した水辺の活用を考える事業。河川周辺の利活用を官民が一体となって検討し、イベントを開催するなど全国各地でさまざまな取り組みが企画されている。同実行委員会の事業もその一環。
キックオフミーティングとして、地元企業や自治会の関係者、県職員、宇都宮共和大の学生が、田川の歴史や同駅西口の今後の在り方などについて意見交換。続いて河川敷に移動し、全員で乾杯した。
今後も産官学でイベントなどを開催する。同実行委員会について村上龍也(むらかみたつや)委員長(58)は「地元の関係者が自らまちづくりに参加し、夢を語れる場にしていきたい」と話した。
9日には、田川沿いで100メートルのロールケーキを作る企画を実施予定。