“犬ファースト”の様々な工夫が 日本初 愛犬バス実証運行スタート

コロナ禍でペットを飼う人が増え、コロナが明けた今、一緒に旅行をする「ペットツーリズム」の注目が高まっています。7月から日本初となる、愛犬と一緒に乗ることができる観光バスの実証運行が始まりました。

走行中のバスの窓から、愛犬と一緒に外の景色を楽しむ飼い主たち。7月から日本で初となる、犬と一緒に乗って観光できるバスの運行が始まりました。

記者:「こちら愛犬と一緒に座れる座席になっていて、通常のバスより広くスペースが作られています。そしてパーテーションを敷くことができて、プライベート空間を作ることができます」

バスには犬が心地よく利用できるよう、様々な工夫が。座席は、犬がリラックスできるとされるオレンジ色に統一されていて、床も滑らないようにクッション材が使われています。

そして、地方からの旅行客も利用しやすいよう、主要ターミナルである羽田空港や東京駅のほか、お台場や銀座のような観光地を巡回します。利用できるのは犬と一緒に泊まれるホテル「inumo芝公園」の宿泊客などで、事前に予約することで無料で利用することができるということです。

愛犬との初めてのバス旅を楽しんだ利用者は…

利用者:「(普段は)新幹線乗ったり電車乗ったりしてるんですけど、顔が見えない状態でリュックとかに乗ってるんで、ちょっとストレスになっちゃってたことがあったので。この子外を見るのがすごい好きなので、このバスのことを知って、ぜひ乗ってみたいと思ったので利用させていただきました」

このバスは、今年12月まで実証運行を続け、今後の運営について検討していくということです。

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