FDA便で朝採れ農産物を直送 北上市がモデル事業、中京圏へ

 

 北上市は地元自治組織と連携し、フジドリームエアラインズ(FDA)の花巻-名古屋(小牧)空港の定期便で同市稲瀬町の朝採れ農産物を直送するモデル事業に乗り出す。9日に第1弾としてトウモロコシを直売し、地域の魅力をPR。FDA便を活用した花巻空港からの農産物直送の試みは初めて。ビジネス面でつながりの深い中京圏をターゲットに、観光を含めた地域への来訪を促して交流・関係人口の創出を目指す。

 「空飛ぶフードプロジェクト」として同日午前4時から収穫・選別したトウモロコシ400本を、同8時50分発の便で運ぶ。稲瀬町自治協議会の5人が旅客の手荷物サービスを活用。フライトは1時間余りで、名古屋空港に近いショッピングモールで直売する。

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