福井県内7月9日夜に1時間30ミリの激しい雨の恐れ 福井地方気象台、再び大雨警報の可能性

 福井地方気象台が7月9日午後4時57分、大雨と雷及び突風に関する気象情報を発表した。福井県内では9日夜のはじめごろにかけ、雷を伴って1時間に30ミリの激しい雨の降る所がある見込みで、10日夜遅くにかけて土砂災害、低い土地の浸水や河川の増水への注意・警戒を呼び掛けている。

 同気象台によると梅雨前線が10日にかけて北陸地方に停滞する見込みで、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となるため、北陸地方では大気の状態が非常に不安定となり大雨となる。

 福井県では、9日夜のはじめ頃にかけて、雷を伴って1時間に30ミリの激しい雨の降る所がある見込みで、雨雲が予想以上に発達した場合は、警報級の大雨となる可能性があるとしている。

 また、これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があり、前線は11日にかけて本州付近に停滞し、12日ごろにかけて断続的に雨が降る見込み。12日ごろにかけても、暖かく湿った空気の流れ込みの程度によっては、警報級の大雨が続く可能性があるという。

▽7月9日に予想される1時間降水量 嶺北:30ミリ 嶺南:30ミリ

▽10日に予想される1時間降水量 嶺北:25ミリ 嶺南:20ミリ

▽7月9日18時から10日18時までに予想される24時間降水量 嶺北:70ミリ 嶺南:50ミリ

▽7月10日18時から11日18時までに予想される24時間降水量 嶺北:50から100ミリ 嶺南:50から100ミリ

▽11日18時から12日18時までに予想される24時間降水量 福井県:50から100ミリ

※雨量はいずれも多い所

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