人気急上昇“日高屋”の秘策、黒字で大幅回復 創業50年で人気メニュー値引きなど奏功 売上が過去最高も

ハイデイ日高、5月売上高が過去最高

 ラーメン店「日高屋」などを展開する外食チェーン大手のハイデイ日高(埼玉県さいたま市大宮区)は4日、2023年3~5月期単体の営業損益が12億2千万円の黒字となり、前年同期比(1300万円の赤字)から大幅に回復したと発表した。

 売上高は前年同期比37.4%増の117億2900万。5月には月間売上高として過去最高額を記録した。食材費や人件費、光熱費などの上昇で3月から一部商品を除き5%程度値上げしたものの、ポイントサービスの拡充やコロナ禍で短縮した営業時間の延長、創業50周年企画で人気メニューの期間限定値引きなどを実施し、客数、客単価、売上高ともに上昇した。

 24年2月期の単体業績予想は、売上高440億円(前年同期比15.3%増)、営業利益30億円(同387.8%増)、経常利益29億5000万円(同19.4%増)、純利益18億5000万円(同21.8%増)を見込んでおり、従来予想を据え置いた。

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