九戸暮らしの良さを学ぶ体験型講座 林業や炭、家具作り…

藻谷浩介さんの講演を聞く受講者

 九戸村で農山村での生き方やなりわいを考える「地球のしごと大学いわて九戸キャンパス」が8日、開講した。山林資源を生かし、炭や家具、ほうきなどを作る村民らが講師を務め、体験型のカリキュラムを提供。受講者は伝統技法なども学びながら、田舎暮らしの面白さを共有する。

 キックオフフォーラムが同村伊保内の村公民館で開かれ、村内外の約80人が参加。地域活性化などの研究に取り組む藻谷浩介さん(59)がクイズも交えながら講演し「何もないという言葉は謙遜どころか罰当たりだ。住む人が堂々と住む理由を口にしている場所は生き残る」と熱弁した。伊保内高の在校生、卒業生は村の魅力を語り合った。

 参加申し込みや問い合わせは同キャンパスのホームページへ。

© 株式会社岩手日報社