JFL(日本フットボールリーグ、国内4部相当)第15節ラインメール青森対Honda FC戦が行われ、1-3の後半38分にGK廣末陸が頭で3シーズン連続となるゴールを決めた。
これまでJFL青森に移籍してから毎シーズン得点を奪っている廣末。
2021年7月25日の高知ユナイテッド戦では後半アディショナルタイム4分に右足で見事なワンタッチボレーシュートを皮切りに、翌シーズンは2022年8月28日のFCティアモ枚方戦で後半8分にPKで決勝点を挙げた。
この日もコーナーキックから頭で合わせてチーム2得点目となるゴールを決めた。守護神のゴールは夏の風物詩となりつつある。
驚異の二刀流
なぜこれだけの得点感覚が廣末にあるのか。
それは小学生のときに中北少年サッカークラブに所属していた際は、FWを任されており、多くの得点を量産していたという。
PK戦ではGKを務めており、そのセンスがFC東京U-15深川ではGKのセンスを認める形でGKに専念した。
それから青森山田高を経てFC東京、レノファ山口、FC町田ゼルビアに所属するも出場機会がなかったため、二刀流を見せることはなかった(FC東京U-23では通算27試合出場も無得点)。
だが青森に入団してからは水を得た魚のように躍動。機を見て攻撃参加する11人目のスコアラーとして活躍している。
得点はこちら
2:12:29から
相手から「キーパー上がっていったよ」と警戒されるも、FW顔負けのヘディングシュートをゴールへ叩き込んでみせた。
この結果を見たファンは「1-3で負けてる展開とはいえまだ83分の時点でGKがコーナーキックであがってくのはなかなか痺れる」、「毎年決めとるやん笑 しかも83分にキーパー上がってくるってどゆこと笑」、「キーパー界最強の得点力を持つ男ガチでおもろい」と廣末の3シーズン連続弾に驚嘆していた。
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青森は7月15日午後3時にホーム・カクヒログループアスレチックスタジアム(新青森県総合運動公園陸上競技場)で、クリアソン新宿を迎える。