<レスリング>オリンピック5連覇を目指すミハイン・ロペス(キューバ)が11月に復帰戦

 

 パンアメリカン・スポーツ機構(パンナム・スポーツ=北中南米の41ヶ国・地域のオリンピック委員会の集合組織)は7月6日、来年のパリ・オリンピックでレスリング界では前人未踏となる5大会連続優勝への挑戦を公言した男子グレコローマン130kg級のミハイン・ロペス(キューバ)が、今年11月1~4日にチリ・サンティアゴで行われる2023年パンアメリカン大会に出場する意思を示し、パンナム・スポーツのアンバサダー(組織から任命され、公式に広報普及活動を行う人)の一人に任命されたことをホームページで報じた。

 アンバサダーは、陸上や水泳などからこの地域を代表する11選手が選ばれている。

▲ミハイン・ロペス(キューバ)をアンバサダーに選出したことを報じるパンナム・スポーツ・ホームページ

 同選手は、2021年東京オリンピック同級で4大会連続優勝を達成。男子レスリングで初めての快挙を達成した。当時からパリで5連覇を目指す可能性も示唆しており(関連記事)、熟考の末、今年5月に世界レスリング連盟(UWW)に対して5連覇への挑戦の意思を明らかにし、UWWがホームページに掲載した(関連記事)。

 ロペスは「パンナム・スポーツのアンバサダーのメンバーになることは、とても大きなことであり、私にとって非常に重要なことです。 アメリカ大陸のアスリートなら、誰でもこのチームに所属することを誇りに思うでしょう。私にその機会を与えてくれたことを、とてもうれしく思います。パンアメリカンで 6つ目の金メダルを目指して闘います。それが私の目標であり、コーチングスタッフと私が全力で挑みます」とコメント。

 オリンピック5連覇挑戦の前に、パンアメリカン大会6連覇を目指す意思を示した(2003年大会から5度優勝=パンアメリカン選手権は10度優勝)。

▲パリで前人未踏の記録に挑む前に、チリ・サンティアゴで実力を披露することになったミハイン・ロペス=UWWサイトより

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