オオムラサキきれいだね 子育て・親育ち講座、親子ら31人参加 壬生

オオムラサキの成虫を見つめる親子ら

 【壬生】町教委主催の家庭教育推進事業「子育て・親育ち講座」がこのほど、北小で開かれ、3年生と親子ら31人が国蝶オオムラサキの生態について学んだ。

 同事業は、核家族化などで子育てに孤独を感じる保護者が緩やかなつながりをつくれるよう促すことや、家庭の教育力の向上を目指すことが狙い。2009年から毎年実施している。

 「オオムラサキの里を作る会」の大島菊夫(おおしまきくお)さん(75)が講師となり、写真や標本を用いてオオムラサキの成長過程や飼育の仕方について説明した。子どもたちはプラスチック容器の中に入ったオオムラサキの成虫をのぞき込み、羽の模様や体のつくりを観察した。大島さんは「素晴らしい生き物たちに触れて、感性豊かな人になってください」と呼びかけた。

 母親と一緒に参加した伊藤美雨(いとうみう)さん(8)は「オオムラサキの雄の羽が紫色で模様もきれいだった」と話した。

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