日本酒と酒器テーマに対談 立山町で4年ぶり越中瀬戸焼「かなくれ会」シンポ

越中瀬戸焼の酒器とIWA、作家らの対談を楽しんだシンポジウム

 越中瀬戸焼の作家でつくる「かなくれ会」(加藤聡明代表)は9日、立山町瀬戸新の陶農館で「かなくれシンポジウム」を開いた。4年ぶりの今回は同町白岩に酒蔵を構える日本酒メーカー「白岩」の担当者を交え、作家が日本酒と酒器をテーマに対談した。

 シンポは越中瀬戸焼と同社の日本酒「IWA」の魅力発信が目的で、愛好家ら26人が参加。同社の小杉周平さんとグラセ・マチユさんが、アッサンブラージュ(ブレンド)と熟成へのこだわりなどを紹介した。

 参加者は、同会メンバーが手がけた片口と杯の酒器でIWAを楽しみながら、小杉さんとマチユさん、加藤代表(四郎八窯)、釈永由紀夫さん(庄楽窯)による対談に耳を傾けた。

 最後に加藤代表が冷たい煎茶を振る舞い、IWAの酒かすを使ったフランス菓子専門店「ムッシュー・ジー」(富山市)のマカロンと一緒に味わった。参加者には土産として杯が贈られた。

越中瀬戸焼の酒器とIWAを楽しむ参加者
対談する左から加藤代表、小杉さん、マチユさん、釈永さん
越中瀬戸焼の酒器とIWAを楽しむ参加者
越中瀬戸焼の酒器とIWAを楽しむ参加者

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