福岡管区気象台と大分地方気象台は10日(月)午前、福岡県と大分県にそれぞれ大雨の「特別警報」を発表した。これまでに経験したことのないような大雨となっている。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当する。命の危険が迫っているため直ちに身の安全を確保しなければならない状況であるとして、気象台は最大級の警戒を呼びかけている。
<大雨特別警報発表>
※午前9時5分現在
(大分県)日田市 中津市
梅雨前線が日本海沿岸から東北にかけて停滞し、前線に向かって非常に暖かく湿った空気が流れ込んでいる。このため、九州を中心に線状降水帯が発生するなど命に危険が及ぶような災害が発生していてもおかしくない極めて危険な状況となっており、これまでの大雨では氾濫している河川もある。 引き続き、局地的に非常に激しい雨が降り、大雨が続くおそれがある。命を守る行動を最優先に、自治体からの情報もこまめに確認するなど、最大級の警戒が必要だ。
大雨特別警報とは
その地域で数十年に一度の記録的な大雨となっていて、命に関わる重大な災害が迫っている状況の際に発表されるもので、最大級の警戒が必要となる。
警戒レベル5とは
5段階ある警戒レベルの中で最も高く、すでに何らかの災害が発生している可能性が極めて高い状態。命を守るための最善の行動をとる必要がある。