海自佐世保地方隊 70周年で「サマーフェスティバル」 市民ら活動について理解深める

ミニ「P―3C」が登場し潜水艦を警戒、監視する活動を伝えるイベント。後方は護衛艦「みくま」=佐世保市、新みなとイベント広場

 海上自衛隊佐世保地方隊の創設70周年を記念した「サマーフェスティバル」が8日、長崎県佐世保市の新みなと岸壁一帯で始まった。護衛艦を一般公開するなどのイベントがあり、市民らが海自の活動について理解を深めた。
 同地方隊は山口県西部から九州、南西諸島までの警備区を担当。海自の前身となる海上警備隊が1952年に発足し、53年9月に同地方隊を新編した。
 この日は護衛艦「みくま」が岸壁で一般公開され、多くの家族連れらが興味津々の様子で艦内を見学した。新みなとイベント広場では、海自の航空機「P-3C」が護衛艦と連携して潜水艦を警戒、監視する活動を寸劇風に紹介。ミニ「P-3C」が登場し、注目を集めていた。
 北松佐々町の林紘平さん(29)、ひかりさん(33)夫妻は子ども2人と来場。「護衛艦は大きくて迫力がある。自衛隊の役割を実感する貴重な体験。この子たちの未来を守ってほしい」と話した。
 最終日の9日は倉島岸壁の一般公開など各種イベントを予定している。

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