完全復活気配漂う5号2ランHR!4戦連続Hで7月打率.333と打撃好調の岡田監督が待ち望む大山悠輔と共に近本光司不在の阪神打線を牽引できる逸材とは!?

高山俊が追撃の5号2ランHRで4試合連続安打

7月9日、三条バール金属スタジアムで行われたファーム交流戦の西武ライオンズ戦に、「3番・DH」で先発出場した高山俊は、4打数1安打2打点1HR。追撃の5号2ランホームランを放ち、4試合連続安打。7月打率.333と打撃好調で1軍昇格へアピールした。

初回、1アウト1塁の場面で打席に立った高山俊は、西武ライオンズ先発の宮川哲の2球目ストレートを完璧に捉え、打球はライトフェンスを越える追撃の5号2ランホームランとなった。

高山俊のホームランは、6月25日にナゴヤ球場で行われたウエスタン・リーグの中日ドラゴンズ戦でアルバレスから2ランホームランを放って以来の一発となった。

高山俊は岡田監督から復活を期待され、春季キャンプは1軍スタートも、開幕は2軍で迎えていた。ウエスタン・リーグ開幕後も打率1割台と苦しんだが、4月の後半からヒットがコンスタントに飛び出すようになり、打率.252にまで上昇させた。

現在、4試合連続ヒットを放つなど、7月は12打数4安打4打点1HR2四球、打率.333と打撃好調を維持しており、完全復活の予感を漂わせている。

1軍では近本光司が2日の巨人戦で高梨雄大から右脇腹付近にデッドボールを受け、その後も延長12回までフル出場するも、兵庫県内の病院で検査を受けた結果、右肋骨骨折と診断され、4日に出場選手登録を抹消された。

チームを牽引する近本光司の離脱を受け、佐藤輝明が緊急昇格となったが、7打率.067と1割を切っており、近本光司の抜けた穴を補う活躍はできていない。

近本光司不在で沈む阪神タイガース打線のピンチを高山俊はチャンスに変え、ここでチャンスを掴んでもらいたい。

2日にわたって行われた観客による総選挙では1位を獲得し、試合前にはファンから表彰を受けるなど、ファンからも高山俊への期待は高い。

高山俊が1軍昇格を果たし、岡田監督が待ち望んだ本来の姿を発揮し、近本光司を抜けた穴を埋め、大山悠輔と共に、阪神タイガース打線を牽引する存在になってもらいたい。

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