「弁当持参」も対象 幼稚園児の昼食補助 千葉・松戸市、第2子以降に 所得制限なし

松戸市役所

 千葉県松戸市は、第2子以降の幼稚園児の園での昼食費を、給食か弁当持参かに関わらず補助する新制度を導入した。補助額は、第2子が1人につき月2500円で、第3子以降は同5千円。市によると、給食費に絞った補助は他の自治体にもあるが、持参弁当代も対象にした補助は千葉県内初。市では「園の昼食を弁当とするケースが多い現状に合わせ、保護者の負担軽減を図った」と説明している。

 対象は市内外の幼稚園で3~5歳児クラスに通園する園児で、所得制限はない。通園先の公立・民間も問わない。約2800人を見込み、本年度一般会計当初予算に補助金として約1億700万円を盛り込んだ。

 補助額は、通園日すべての昼食が給食でも弁当持参でも、一部の日が弁当持参でも同じ。保護者が窓口や市のオンライン申請システムを通じて申し込む。年2回まとめての支給を予定している。

 市によると、給食・副食費に関する国の補助制度に上乗せするなどして県内7自治体が幼稚園児の給食費を支援しているが、弁当を持参するケースを含めた昼食全体への一括補助は初という。

 補助制度への問い合わせは市幼児教育課(電話)047(701)5126。

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