チュクウェゼを狙うミラン、約39億円の1stオファーも拒否される… ビジャレアルとは交渉継続の余地あり

[写真:Getty Images]

ビジャレアルのナイジェリア代表FWサムエル・チュクウェゼ(24)の獲得を目指すミランはここからも粘り強くクラブ間交渉を進めていく必要がありそうだ。

ポルトガル代表FWラファエル・レオンとフランス代表DFテオ・エルナンデスがいる左サイドに比べ、破壊力に物足りなさがあるミランの右サイド。ビジャレアルとの契約が2024年6月までのチュクウェゼに目をつけ、すでに個人合意済みとも報じられるが、イタリア『カルチョメルカート』によると、ミランが出した2500万ユーロ(約39億円)の1stオファーは拒否されたという。

ミランの最高経営責任者(CEO)であるジョルジオ・フルラーニ氏とチーフスカウトのジェフリー・モンカーダ氏は、7月21日から始まるアメリカツアーまでに、できるだけ多くの新戦力をステファノ・ピオリ監督のもとへ送り届けたいと考えている模様。ビジャレアル側もフェルナンド・ロイグ会長が選手の売却による資金調達の必要性を明らかにしているため、交渉の余地はあると考えられる。

また、チュクウェゼはすでに契約を更新しない意思や、退団する意向をビジャレアルに伝えているという。5月末に応じたスペイン『エル・パイス』のインタビューでは「クラブが僕の売却益を手にできるよう去りたい」とコメント。7月13日から21日までスイスで行われるミニツアーにも参加することはないとみられている。

2018年からビジャレアルのトップチームでプレーしているチュクウェゼは、この5シーズンで通算207試合に出場。昨シーズンは公式戦50試合に出場し、13ゴール11アシストを記録した。

獲得に成功した場合、ミランの右サイドのクオリティが大きく向上することも期待できるが、あと1年でフリーとなるこの選手を適切な価格で手に入れることができるのだろうか。

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