ローマは8日、リーズ・ユナイテッドからスペイン代表DFディエゴ・ジョレンテ(29)を再レンタルで獲得したことを発表した。レンタル期間は2024年6月30日までとなり、買い取りオプションの有無に関する言及はない。
ジョレンテは、今冬の移籍市場でリーズ・ユナイテッドから買い取りオプション付きの半年レンタルで加入。ケガによる離脱がありながらも、公式戦12試合に出場。レアル・マドリー時代に指導を受けたジョゼ・モウリーニョ監督からも信頼を得ていた。
ただ、財政難のローマは1800万ユーロ(約28億円)に設定された買い取りオプションの行使を見送り、ジョレンテは一旦リーズへレンタルバックする形に。
しかし、リーズの2部降格によってジョレンテが再びエランド・ロードでプレーする可能性は低く、ローマへの再レンタルが決定した。
ローマ残留を希望していた中、引き続きジャッロロッシでプレーすることが決定したスペイン代表DFは、新シーズンに向けた意気込みを語っている。
「引き続きジャロロッシ・ファミリーの一員でいられることを誇りに思うよ。1月にローマに来る機会を得たとき、僕は一瞬たりとも躊躇しなかったし、今回の待機期間中も躊躇はなかった」
「このような歴史的なクラブの一員であり続けるためにできる限りのことをしてきた。それだけでなくチームメイトと一緒に戻ってきて、ファンの協力を得て一緒に戦い、自分たちにふさわしい目標を達成したいと思っているよ。そして、僕らは一緒に何か素晴らしいことを達成できると確信している」
一方、ゼネラルマネージャーのチアゴ・ピント氏は、経験豊富なDFの再獲得に満足感を示す。
「シーズン半ばに加入したにもかかわらず、ディエゴはドレッシングルームに完全になじんで、ピッチ上で期待に応えるのにもほとんど時間を必要としなかった。だからこそ、彼の持ち味と豊富な国際経験を引き続き活用できることに興奮している」