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JR福井駅周辺での路上喫煙規制を検討していた福井県福井市は、東西の広場などを路上喫煙禁止区域に設定する条例を、北陸新幹線県内開業を控えた来年3月1日に施行する方針を固めた。環境美化に向けた既存条例の一部改正案について、7月18日までパブリックコメントを実施する。
路上喫煙への罰則付きの条例は県内自治体ではなく、整備されれば初の事例となる。路上喫煙の規制を巡っては、市が昨年行った市民アンケートで7割超が駅周辺での規制が必要と答えたことを受け整備を検討。新幹線開業に合わせ同じく条例を設けた石川県金沢市など、先進地の事例を基に内容の検討を進めていた。
「市空き缶等の散乱及びふん害の防止に関する条例」を一部改正する。禁止区域は、吸い殻のポイ捨てや歩きたばこの事故、受動喫煙の恐れがあるとして設ける。西口と東口のそれぞれの広場やハピテラスを設定。一方で、区域内に含まれる各鉄道の駅やハピリン、アオッサなどは喫煙所への誘導を適切に図っているとして規制の対象外とした。
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区域内での路上喫煙者には中止命令を出し、従わない場合には、現行の罰則規定に準じて1万円以下の過料を科す。
パブリックコメントを経て、9月定例市議会に条例改正案を提出する。