東証、午前終値は3万2173円 一時300円超安、米株安を嫌気

 週明け10日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が続落した。前週末の米国株安を嫌気した売り注文が優勢となった。下げ幅は一時300円を超えた。

 午前終値は前週末終値比214円54銭安の3万2173円88銭。東証株価指数(TOPIX)は10.87ポイント安の2244.03。

 前週末の米国市場が利上げによる景気後退への警戒から下げたのを受け、売り注文が広がった。中国で発表された6月の消費者物価指数が前年同月比で横ばいとなり、中国経済の鈍さも改めて材料視された。

 ただ平均株価はこのところ大きく下げていたため、割安感の出た銘柄に買い注文も入り、上昇する場面があった。

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