総雨量250㎜超えも 先週末からの大雨で地盤緩む 少しの雨でも土砂災害に警戒

先週末からの大雨で、広島県内では降り始めからの雨量が250㎜を超えた所もあります。かなり地盤が緩んでいるため、土砂災害などには引き続き警戒してください。

山陰沖に梅雨前線が停滞しているため、県内は10日(月)も大気の状態が非常に不安定な状況が続いて本降りの雨となっている所があります。

先週末から広島県には断続的に発達した雨雲が流れ込み、大雨となっています。7日(金)の降り始めから10日(月)午前11時までの雨量は、
▽廿日市市吉和 272㎜
▽大竹市 213㎜
▽広島市中区 188.5㎜
など、県西部の山沿いでは250ミリを超えたほか、沿岸部でも200ミリ前後となっています。これは平年の7月の1か月分の7割前後に達する雨量です。

このため地盤がかなり緩み、土砂災害の危険度が高い状況が続いています。現在も広島市の4つの区と6つの市町に「土砂災害警戒情報」が発表されているほか、西部や北部を中心に広く大雨警報が発表されています。

きょう夕方にかけて局地的に雨脚が強まるおそれがあります。少しの雨でも土砂災害が起こりやすい状況のため引き続き警戒してください。

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