ブルージェイズ・ロマノが球宴選出 出場辞退のバルデスの代役

日本時間7月10日、メジャーリーグ機構はジョーダン・ロマノ(ブルージェイズ)が代替選手としてオールスター・ゲームのロースターに追加されたことを発表した。足首の捻挫から復帰したばかりで、大事を取っての出場辞退となったフランバー・バルデス(アストロズ)の代役としての選出となっている。ロマノは昨年も前半戦最終日にゲリット・コール(ヤンキース)の代役として急遽球宴選出が発表されており、2年連続でピンチヒッターを務めることとなった。

ブルージェイズのクローザーを務めるロマノはメジャー5年目の30歳。2021年に7勝1敗23セーブ、防御率2.14の好成績で守護神に定着すると、昨年は36セーブをマークとチームのブルペンを支えている。今シーズンも球宴選出が発表された直後の試合で26セーブ目をマークするなど安定感は変わらず、ボー・ビシェット、ケビン・ゴーズマン、ブラディミール・ゲレーロJr.、ウィット・メリフィールドに次いでチーム5人目のオールスター・ゲーム選出となった。

一方辞退したバルデスは、今季7勝6敗ながら防御率リーグトップの2.51をマークと安定感抜群の投球で選出されていたものの、足首の捻挫から復帰して以降まだ1先発のみと万全の状態ではないため、チーム判断による今回の決断となった。アストロズのダスティ・ベイカー監督は「チームや選手のために厳しい決断を下さないといけないこともある」と、今回の判断についてコメント。「オールスター・ゲームも重要だが、シーズンのほうがはるかに重要だ。先発を任される可能性があったのは名誉なことだが、彼がこの調子を続けていれば、将来的には3、4回くらいは(球宴で)先発を任されるチャンスがあるだろう。いまはフランバーを大事にしなければ」と語った。

なお、球宴での登板がなくなったバルデスではあるが、オールスター・ゲームに選出されているカイル・タッカーに帯同し、ベイカー監督らチームスタッフや、故障で球宴出場が叶わなかったヨーダン・アルバレスとともに予定通りシアトルに向かう予定となっている。

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