レッズがナショナルズ4連戦スイープで貯金10 センゼルが攻守に躍動

【レッズ5-4ナショナルズ】延長10回タイブレーク@ナショナルズ・パーク

レッズはタイブレークに突入した延長10回表にニック・センゼルが7号2ランを放ち勝ち越しに成功。裏の攻撃で1点を返されたものの、最後はナショナルズの反撃をかわして5対4で勝利し、4連戦スイープで2021年以来となる貯金10に到達した。レッズ6番手のトニー・サンティヤンが1勝目(0敗)をマークし、7番手のアレクシス・ディアスが25セーブ目を記録。ナショナルズ6番手のハンター・ハービーは4敗目(3勝)となった。

若手有望株の華々しい活躍により躍進を見せているレッズだが、この日は“元・若手有望株”が値千金の活躍を見せた。2016年ドラフト1巡目(全体2位)指名のセンゼルは、ライトを守っていた9回裏一死2塁の場面で、頭上を襲った痛烈な打球をフェンス際で好捕しサヨナラを阻止すると、タイブレークの10回表には決勝の2ランホームラン。高い期待を受けながら、故障に苦しんだこともありメジャー5シーズンで通算打率.240、OPS.669と定着しきれず、今季は新たな若手に押されて出番を失いつつあった28歳が意地を見せた。

レッズは1点を追う6回表に新人エリー・デラクルーズ、再び1点を追っていた8回表にベテランのジョーイ・ボットーがタイムリーを放ち、若手、中堅、ベテランがそろい踏みの活躍で勝利と好循環が続く。今季メジャートップを記録している逆転勝利はこれで32回を数えるなど特に勝負強さはメジャー随一。この日は悪天候による1時間43分の試合開始遅延にも動じない集中力も発揮した。直近9試合で8勝、24試合で20勝と勢いが止まらないレッズがいよいよ地区首位の座を固めるのか、後半戦も最注目のチームの一つとなることは間違いないだろう。

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