勝山納涼花火大会2023、目玉はスペシャルスターマイン 8月14日、勝山橋に特別観覧席

勝山納涼花火大会に向けたクラウドファンディングを呼びかけるチラシ=6月26日、福井県勝山市の勝山商工会館

 福井県勝山市の夏の夜空を彩る第67回勝山納涼花火大会が8月14日、同市の九頭竜川河川敷の弁天緑地公園で行われる。福井県立恐竜博物館リニューアルオープン後の開催だけに観光客にも楽しんでもらおうと、主催する勝山商工会議所は特別花火などを企画。福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス「ミラカナ」で7月26日まで支援を募っている。

 物価高騰の影響で開催経費が増える中、従来の規模を維持し、にぎわいづくりのための充実を図ろうとCFに初めて挑戦。CFの目標額は50万円で、達成時に同額を補助する市事業の活用も目指す。

 CFの資金を用いて例年フィナーレを飾るスターマインを充実し、打ち上げ数を増やした特別花火「スペシャルスターマイン」を実施。会場周辺にキッチンカーや物販・体験コーナーを並べる「夏のかっちゃマルシェ」も開催する。

 打ち上げ場所から約500メートルの勝山橋歩道に支援者向けの特別観覧席を設置する。支援は1口5千円から。1口当たりの返礼品として特別観覧席1席と、マルシェで使える千円分のクーポンを用意する。

 CFは来年以降も実施を予定しており、勝山商工会議所の担当者は「安定的に毎年花火大会を続け、市民の皆さんはもちろん(お盆で)帰省した人や、夜に訪れた観光客に楽しんでもらうため支援をいただけたら」と呼びかけている。

 支援はCFサイト「レディーフォー」で受け付け中。問い合わせは同会議所=電話0779-88-0463。

 ◇ミラカナとは 福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス。県内でプロジェクトを始める人の資金調達を応援するプラットフォームとして福井新聞社、福井銀行、福邦銀行が連携。CFのレディーフォー、応援購入サービスのマクアケいずれかを通じて支援・購入を募る。累計支援額は1億7千万円、プロジェクトの達成率は92%(数字は2023年3月末時点)。

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