福井県嶺南4高校の合同文化祭、今年は他校も一緒に 8月11日に敦賀で「TonTeen2023」

支援を呼びかける合同文化祭実行委の高校生=7月6日、福井県敦賀市の福井新聞敦賀支社

 福井県嶺南地域の敦賀、敦賀気比、敦賀工業、美方の4高校の生徒らによる「敦賀市高校生合同文化祭」は8月11日、同市きらめきみなと館などで開かれる。新型コロナウイルス禍の2021年から開き、今年は県内の他の高校にもステージ出演を呼びかける。福井県に特化したクラウドファンディングサービス「ミラカナ」で運営費支援を募っている。締め切りは7月17日。

 コロナ禍で学校生活が制限される中、青春を取り戻そうと4校の生徒や敦賀商工会議所青年部でつくる実行委が企画してきたイベント。3回目となる今年のテーマは「TonTeen2023~Youth is ALIVE!?~」で、高校OBも加わり準備を進めている。4校以外の高校生ともつながる場を、と出演を依頼し、数校が予定しているという。

 当日は午前10時~午後7時に開催。書道パフォーマンスやダンス、吹奏楽演奏、eスポーツ大会などのイベントが行われ、スーパーボールや射的などの模擬店やキッチンカーが並ぶ。近くの金ケ崎緑地では、福井のご当地炭酸飲料「さわやか」の早飲み対決がある。「24分マラソン」と題し、実行委代表のランナーが気比の松原をスタートし、同館を目指す企画もある。

 目標額は100万円で、スタッフTシャツの製作やCM動画撮影費、賞品・景品代などに充てる。達成したら、ネクストゴールとして150万円を設定する。会計管理は同青年部が行う。返礼品には合同文化祭のロゴが入った巾着、ボールペン、クリアボトルの3点セット、高校生の感謝のメッセージの寄せ書き色紙がある。

 実行委リーダーの奥村陽冬さん(美方高3年)は「敦賀市の一大イベントになることを目指し、大成功させる」と意気込んでいる。

 ◇ミラカナとは 福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス。県内でプロジェクトを始める人の資金調達を応援するプラットフォームとして福井新聞社、福井銀行、福邦銀行が連携。CFのレディーフォー、応援購入サービスのマクアケいずれかを通じて支援・購入を募る。累計支援額は1億7千万円、プロジェクトの達成率は92%(数字は2023年3月末時点)。

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