犬が『テーブルの下』を好きな理由5つ！考えられる心理や隠れている時の対処法とは？

犬が「テーブルの下」を好きな理由

ふと気づくとテーブルの下にいる…。そんな愛犬を見ると、なぜその場所ばかりを好むのか気になってきますよね。

テーブルの下でくつろぐ犬や、まるで隠れているかのように潜り込む犬など、さまざまな様子が見られます。

しかしその様子によっては、放っておいても平気な場合と、すみやかに何らかの対処をした方がいい場合があるため、犬がテーブルの下を好きな理由について知っておいた方がいいでしょう。

ここでは、犬が「テーブルの下」を好きな理由や考えられる心理について解説します。

1.悪いことをしたから

犬も人間のように、悪いことをしてしまった時は隠れることがあります。

例えば、つい夢中になってタオルをボロボロにしてしまったような時であれば、「飼い主さんに怒られる！」と危機を感じてテーブルの下に潜り込むでしょう。

そんな時の犬は決まって悲しげな表情を浮かべ、頭をテーブルの奥に突っ込むようにしています。隠しきれていないお尻としっぽを見ると微笑ましい気持ちにさえなりますよね。

テーブルの下に隠れている間は飼い主と目を合わせずに済むため、隠れる犬は「恐怖から逃れたい」という気持ちが強いのでしょう。一応反省していると思いますので、テーブルの下に隠れている場合は、それ以上は叱らないであげてください。

2.怖いことから逃げようとしているから

前項と意味合いは近いですが、テーブルの下に隠れる時は、その犬にとって怖い何かを感じ取った可能性が高いです。

よくある原因が、「雷の音が聞こえた」「工事の音や車のクラクションが聞こえてきて驚いた」などです。

またその他に考えられるのは、「嫌いな人が近づいてきた」「これから嫌なことが起きる」という心理状況ですね。動物病院に連れて行かれるのに抵抗するために隠れている犬もいますので、何が原因なのかよく確かめてみてください。

3.暗いところが好きだから

そもそもの理由として、犬は暗いところが好きだからテーブルの下も好きなのです。

犬には洞窟や洞穴というような狭くて暗い場所で暮らしていたルーツがあるため、テーブルの下のような場所を好む傾向があります。

普段元気に走り回っている姿とのギャップに驚くかもしれませんが、テーブルの下や狭い場所に犬がいても驚かなくて大丈夫です。

4.落ち着くから

犬がテーブルの下に入ってゴロゴロしている時は、（落ち着く〜♪）と思っている時でしょう。本能的にも暗い場所を好むので、先ほどにもお伝えしたような不安や恐怖から逃れ、落ち着きを取り戻そうとしています。

人間も狭いトイレの個室に入ると落ち着くことがありますよね。犬がテーブルの下でじっとしているのは平常心を取り戻そうとしている可能性があるので、そっとしておきましょう。

5.寝るのにちょうどいいから

犬によって寝る場所はそれぞれ違いますが、ダイニングテーブルやリビングのテーブルの下で寝る犬も多いです。

テーブルの下を寝る場所に選ぶ犬は、おそらく家族と一緒にいたい気持ちがあるのでしょう。飼い主の物音や話し声が聞こえる場所にいると、安心しながら眠れるのかもしれません。

もしくは、飼い主がかまってくれるのを待っている可能性もあります。声をかけて嬉しそうに出てきたなら、いい子に待っていてくれた証拠です。

犬が「テーブルの下」に隠れている時の対処法

犬はテーブルの下のような暗がりを好むので、そこにいても多くの場合は心配するようなことはありません。

ただ、中には体調に不安がある場合もあるので、心配な時は次のような対処を行ってみてください。

くつろいでいる様子ならそっとしておいて大丈夫ですが、長時間出てこない場合は呼びかけて体調を確認してください。犬は体調に不安がある時にも、身を隠すような行動を取ることがあります。そして暑い日は熱中症の疑いをかけましょう。

また、テーブルの下で粗相をしていないか確認をしてください。もしもの場合は、その場所をトイレだと認識してしまわぬよう、しっかり後始末をしておきます。

小さなお子さまがいるご家庭であれば、おもちゃや食べ物が落ちていないか確認もしてくださいね。誤飲の危険がないよう、日頃から片付けるよう注意しておきましょう。

まとめ

犬が「テーブルの下」を好むのは、本能的な心理が関係しています。

もし定位置が決まっているなら、その場所にお気に入りのブランケットやクレートを置いてもいいですね。

犬がくつろいでいたり落ち着こうとしてそこにいるのなら問題ありませんが、もし犬の体調に心配な様子がみられたら、早めに動物病院に相談してください。