エンバペのR・マドリード移籍をアーセナルがサポート?

写真:アーセナルが強い関心を示しているというチュアメニ ©Getty Images

2024年6月30日までとなっているパリ・サンジェルマンとの契約が満了した後、1年間のオプションを行使せずに退団する意向を表明して去就が注目されているフランス代表FWキリアン・エンバペ。移籍先としてはレアル・マドリードが有力視されているが、PSG側は現行の契約を更新しないのであれば今夏、彼を売却することを検討しており、レアル・マドリード側もそのための資金を調達しようと試みている。

イギリスのウェブメディア『フットボール・ロンドン』によると、レアル・マドリードは資金調達に向けてフランス代表MFオーレリアン・チュアメニの売却を検討しているという。

レアル・マドリードはドルトムンドからイングランド代表MFジュード・ベリンガムを獲得し、フランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガとの契約を2028年6月まで更新する一方、チュアメニについては複数のクラブが関心を示している。

これを受け、クラブ側は6800万ポンド(約123億9170万円)から8500万ポンド(約154億8970万円)の間で彼を売却する可能性がある。

そして、そんなチュアメニに対して特に強い関心を示しているのがアーセナルだという。『フットボール・ロンドン』は「チュアメニのような選手が市場に出回る機会は滅多になく、もし彼が売りに出された場合、アーセナルがそのチャンスを逃すようなことがあれば狂気の沙汰だ」との論調を展開。

また、アーセナル移籍が間近とされるウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライスについても言及し、「ライスとこのフランス人プレーヤー(チュアメニ)は、世界最高の中盤のデュオになり得る」としている。

アーセナルがチュアメニを獲得した場合、レアル・マドリードに支払われる移籍金は当然ながらエンバペ獲得資金の一部に回される。つまり、アーセナルは間接的にエンバペのレアル・マドリード移籍をサポートすることになる。

いずれにしても、エンバペとPSGの動きが各クラブの戦略に影響を与えることになりそうだ。

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