竪町通りで「軽トラ市」 9月9日、金沢百万石RCが子ども食堂を支援

金沢百万石ロータリークラブが軽トラマーケットを計画している竪町ストリート

  ●都心のにぎわい創出

 金沢百万石ロータリークラブ(RC)は9月9日、竪町ストリートを会場に、軽トラック荷台を使って農作物や手作り雑貨などを販売するマーケット(北國新聞社後援)を開催する。売り上げの一部で子ども食堂を支援するほか、中心部のにぎわい創出につなげる。30台程度の出店を想定しており、関係者は「プロアマ問わず、自慢の品を荷台に載せて竪町に来てほしい」と呼び掛けている。

 同RCは、子ども食堂の支援に力を入れており、支援する側、される側がともに楽しめる枠組みとして、欧米などで盛んな「ファーマーズマーケット」に着目。自分の農場で作った農産物を持ち寄り、消費者に直販するスタイルを参考に「軽トラ市」を企画した。

 イベントでは、自前の軽トラを商品棚として使うことで、参加者が商品を陳列する手間を省く。フェスティバルのような非日常の雰囲気を作り出すことにも期待しているという。

 イベントでは同RCが運営する本部で発行した金券を使い、来場者に商品を購入してもらう。金券はあらかじめ子ども食堂への寄付分を含んでおり、自動的に各店が売り上げの20%を寄付することになる。

 当日は飲食物を提供するキッチンカーを呼ぶほか、ステージも設ける計画となっている。子ども食堂の利用者も招待する予定で、金沢百万石RCの助田忠弘会長は「ぜひ気軽に出店してほしい。来場者は掘り出し物がないか見に来てほしい」と話した。

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