JR氷見線を走る観光列車「べるもんた」の乗客を楽しませようと、氷見市海浜植物園で9日、園内にある電車のお見送りスポットを花で彩るワークショップが行われた。親子40人が花鉢48鉢を飾り付け、観光客へのおもてなしを向上させた。
同園では、毎週日曜のべるもんたの運行日に、職員や来園した親子連れらが乗客に手を振るのが恒例になっている。
ワークショップはハンギングバスケット講師の奥育子さん、中田貴代さんが指導。親子がペットボトルキャップから作られた鉢に赤色のベゴニアビック、青色のトレニア、白色のユーフォビアなどを植え、お見送り台に設置した。
毎週、兄弟3人で見送りに訪れ、職員から「べるもんた兄弟」と親しまれている菊川絢斗君(8)は「とってもきれいになった。お客さんが見たら、とってもいい思い出になると思う」と声を弾ませた。
●入園150万人祝う 節目は新城さん
氷見市海浜植物園の入園者数が10日、150万人を達成した。節目となった新城夏生さん(32)=七尾市一本杉町=と娘の心雪ちゃん(1)に記念品が贈られた。
式では市のマスコットキャラクターひみぼうずくんが加わってくす玉割り。新城さんは「子どもは木育のおもちゃで遊ぶのを楽しみにしている。記念に立ち会えてうれしい」と喜んだ。
植物園は1996年に開園。2020年に大型遊具を整備するなどリニューアルし、21年に内装を木質化した。昨年度は8万7172人が入園した。